災害ボランティア支援に関する協定に基づいて行われた研修会 =2日、平良老人福祉センター(提供)

市社協 万一備え連携強化確認

 第1回災害ボランティア支援に関する協定に基づく研修会(主催・宮古島市社会福祉協議会)が2日、平良老人福祉センターで開催され、協定を結ぶ宮古島市、宮古ライオンズクラブ、宮古青年会議所、さらに民生委員児童委員、社協職員が参加して万一に備えた連携強化を確認した。
 研修は宮古島市の大規模災害時に、迅速に災害ボランティアセンターを設置するとともに、円滑に住民を支援するため関係機関が災害支援や防災に関する必要な心がまえ等について意識を統一することなど目的としている。
 県社会福祉協議会の大城洋明さん、大城利公さんが講師を務め、▽災害発生と災害VC(ボランティアセンター)の役割▽被災地の地域住民がおかれる状況▽ボランティアの心がまえ―など実際の被災地の取り組み事例を交えて説明。
 また、被災者数の分だけニーズがあり、そのボランティア活動も多岐にわたることや、被害者に寄り添う支援には各団体の協働が不可欠として平時から顔の見える関係性を築くことの大切さを強調した。
 市社協によると、研修には各協力団体の関係者多数が参加。質疑応答では「関係団体の連絡体制」や「災害ボランティアセンター設置訓練の実施」などについて活発な意見を交換した。

関連記事一覧