ソフトテニス〝百歳大会〟で熱戦展開 男女4部門に40人出場
ペアの合計年齢が100歳以上というユニークな大会として親しまれているソフトテニスの第48回宮古新報社杯百歳大会(主催・宮古新報社、主管・宮古ソフトテニス連盟)が19日、平良下里のパニパニコートで行われ、男女4部門に40人が参加して熱戦が繰り広げられた。試合の結果、男子Aは新城朝栄・砂川奨太、同Bは平良重二・本村晃則、女子Aは佐和田よし子・仲宗根須磨子、同Bは池村キヨ・中西留美子の各ペアが優勝した。
同大会は、男女の部で老若がペアを組み、相互扶助の精神と世代間の交流を深めるとともに、体力の向上と健康増進を図ることが目的。19日、宮古島地方は薄曇りと競技には絶好の天候に恵まれ、出場した選手たちはコート上で練習成果を発揮し、熱い戦いを繰り広げた。
各コートでは、サービスやリターンエース、スマッシュ、ネット際のボレーなど好プレーが出ると「ナイス」の声や拍手が起き、ミスには「ドンマイ」の掛け声が上がったほか、各ペアとも得点が決まるとハイタッチで互いをたたえあうなど大会は終始、和やかな雰囲気に包まれていた。
試合はペアの合計年齢を100歳以上とし、1人の年齢に応じて男子A組が75歳以上、女子Aが70歳以上、男女Bが60歳以上に分かれて実施。男子Aに4組、同Bに8組、女子Aに5組、同Bに3組が出場し、男女Aと女子Bがリーグ戦、男子Bが2ブロックリーグ戦と3位決定戦、決勝を行った。
開会式で同連盟の仲宗根均会長は、「コロナも収まりそうで、屋外でもマスクを着用しなくてもいい雰囲気になっている。ソフトテニスの良いところは、皆さんが集まって和気あいあいと楽しくできること。1日でも長くプレーできるよう頑張ろう。宮古新報社に感謝しながら大会を進めてほしい」と述べた。
宮古新報社の池間康編集局長は、「この大会も皆さんの協力でもうすぐ半世紀を迎える。きょうは好天に恵まれて素晴らしい試合ができるものと期待する。けががないよう頑張ってほしい」と選手を激励した。
成績は次の通り。
【男子A】優勝=新城朝栄・砂川奨太▽準優勝=徳永隆・垣花忠信▽3位=山崎涼矢・下地忠男【同B】優勝=平良重二・本村晃則▽準優勝=今村竜也・伊豆和明▽3位=小川雅弘・前里和彦【女子A】優勝=佐和田よし子・仲宗根須磨子▽準優勝=垣花昭子・真栄里ワカ子▽3位=具志堅マサ子・与那覇栄美【同B】優勝=池村キヨ・中西留美子▽準優勝=荷川取悦子・田畑愛理▽3位=石原早苗・伊佐千賀子