みゃーく5と狩俣良眞さん(後列左から2人目)ら
=22日、ぶんかテンブス館
狩俣さん、みゃーく5が入賞 第33回新唄大賞で
沖縄民謡の発展と継承を目的に開催する新作コンクール「第33回新唄大賞(主催・ラジオ沖縄)」が22日、那覇市ぶんかテンブス館で開かれた。宮古島から狩俣良眞さんとみゃーく5(ふぁいぶ)の2組が出場し、狩俣さんが奨励賞、みゃーく5が作曲賞を受賞した。
同コンクールは1990年から新しい沖縄民謡の創造と発展に寄与し、民謡を継承することを目的に実施。第33回となる今回は一次審査を通過した13組がステージで豊かな音色を響かせ競い合った。グランプリには祖母が書いた琉歌に曲をつけた渡久地翔さんの「絆」が選ばれた。
宮古島から出場した狩俣良眞さんはクイチャーをイメージした「島里ぬ宝(すまざとぅぬたから)」で奨励賞、みゃーく5は若い人たちに民謡の素晴らしさを届けたいという願いを込めて制作した「響け宮古ぬ唄(ひびけみゃーくぬうた)〜あやぐ〜」で作曲賞を受賞した。
狩俣さんは「初出場でまさか受賞出来るとは思わなかった」と述べ、「お世話になってる両親や親戚、師匠の與儀栄功先生、昌樹先生、作詞の川満美生さん、サポートしてくれた砂川昌太郎さん、砂川陸空さんに感謝の気持ちでいっぱい」と話した。
みゃーく5の棚原芳和さんは「応募締め切りギリギリで練習不足だったが、チームワークの良さで乗り切れた」と話し、「思いかけず賞も取れて凄く嬉しい。この曲を通して若い人たちが民謡に興味を持つ機会となれば」と語った。