JA九州沖縄地区青年大会で県勢初の最優秀賞を受賞した仲間さん(中央)
=JAおきなわ宮古地区本部
仲間さん県勢初、最優秀賞 JA九州「青年の主張」
2022年度JA九州沖縄地区青年大会がこのほど宮崎県で開催され、JAおきなわ宮古地区青壮年部伊良部支部の仲間舞夢さん(36)が「JA青年の主張発表」で県勢初の最優秀賞に輝いた。仲間さんは23日、宮古地区本部を訪れ、下地誠本部長らに報告するとともに、来年2月の全国大会に向けて「離島で頑張っていることを伝えたい」と意気込みを語った。
青年の主張はJAおよび青年部の活性化や組織強化に向けたエネルギーとするため、農業経営などに関する将来への希望・意見・低減などを発表するもの。九州沖縄8県からそれぞれ代表者が1人ずつ出場した。
仲間さんは「やってみよう!」をテーマに畜産農家の後継者対策を提言。畜産に興味を持つ子どもたちを増やすため、子牛の名付け親になってもらう活動を行っていることを紹介した。またSNSを通して全国の畜産農家と交流し、情報の収集や発信に取り組んでいることも盛り込んだ。
JAおきなわ青壮年部で初めての最優秀賞に仲間さんは「情景が聴いている人に浮かび、納得してくれるような話ができればと思い取り組んだことが評価されたと思う。全国で初めての沖縄の発表になるので、離島で頑張っているということを伝えたい」と話した。
下地本部長は「子どもたちが小さい時から触れ合うというのは一番大事。宮古の地区産業振興のためにとても良い取り組みだと思う。練習の動画を見たが、内容が素晴らしくて感動した。全国でも上位を期待出来る」と激励した。
同大会では組織活動実績発表でも、沖縄県勢が初の最優秀賞を獲得。仲間さんとともに来年2月、JA全国青年大会に九州代表として出場する。