沖縄県立農業大学校の先進農家派遣実習を終了した渡久山さん(前列右から2人目)と砂川さん(同3人目) =県合同庁舎農業改良普及課会議室

先進農家派遣実習が終了 県立農業大学校 受け入れ農家に謝辞

 沖縄県立農業大学校の先進農家派遣実習の終了式が28日、県合同庁舎農業改良普及課会議室で行われた。式では実習を終えた同大学果樹専攻の渡久山諄さん(2年)と砂川誉寿さん(同)が謝辞を述べ、受け入れ先のユートピアファーム宮古島の上地元氣さんやJAおきなわ宮古地区営農振興センターの友利修センター長らが2人を激励した。
 沖縄県宮古農林水産振興センター農業改良普及課の渡慶次努企画班長はあいさつで「実習生の2人は技術だけでなく、宮古の農業について幅広く学ぶことができたと思う」と述べた。
 実習は9月26日から同日まで行われた。渡久山さんはユートピアファーム宮古島でマンゴーの剪定、砂川さんはJAおきなわ宮古地区営農振興センターで肥料の搬入などに取り組んだという。渡久山さんは「ユートピアファームはめりはりのある職場。農大では学べないことを多く学んだ」と感謝を述べた。砂川さんは「多くの仕事を学ぶことができた。将来はJAで働きたい」と語った。
 上地さんは「素直さと決めたことをやり通す力を今後も持ち続けてほしい」と激励した。友利センター長は「きついこと、汚いこと、難儀なことを率先して惜しみなく実践してほしい。経験と努力は絶対に裏切らない」と語った。

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