人身交通事故、前年比2倍 宮古島署が注意呼び掛け

 宮古島警察署(仲宗根宗信署長)はこのほど、2022年7月末までの同署管内の交通事故件数をまとめた。それによると、物損事故・人身事故ともに21年の同期間を大幅に上回り、物損事故は約1・4倍の1073件、人身事故は2倍の54件発生した。レンタカー事故の割合も本島と比べて高く、同署は市民や観光客に向け注意を呼び掛けている。
 同署によると、22年の交通事故は新型コロナウイルス感染防止を目的とした人流制限が解除されて以降増加し、物損事故のうち486件、人身事故のうち17件がそれぞれレンタカー絡みの事故だった。人身事故のうち歩行者事故は、21年は0件にに対し22年は4件と同様に急増している。
 また同署管内の交通事故に占めるレンタカーの割合は例年4割程度で、1割程度の本島と比べ高い傾向にあるという。
 同署の伊集守隆副署長は「レンタカー利用者は運転に不慣れな人も多い。今後も事故は増えると危惧している」と警鐘を鳴らした。

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