南西海運の新造RORO型船「よね丸」 =平良港第2埠頭

新造船「よね丸」披露 RORO型、11日就航

 南西海運(小禄大社長)の新造ロールオン・ロールオフ(RORO)型貨物船「よね丸」の内覧会が7日、平良港第2埠頭で行われた。大勢の関係者らが招かれ、最新式の貨物船内を見学するとともに航海の安全と物流の発展を願った。同船は11日から先島定期航路(那覇新港│平良港│石垣港)に就航する。

内覧会で「よね丸」の船内を見学する参加者たち


 全長は154㍍、幅25㍍、航海速力21ノット、総トン数8750㌧、載貨重量4963㌧、13㍍シャーシー92台、乗用車100台を積める。
 RORO船はトレーラーなどの車両が貨物を積んだまま自走して乗下船できる貨物船。コンテナ船の荷役では必要だったクレーンが不要となり、より安全で迅速な作業ができ、天候に左右されない安全な職場環境となっているという。また航海中の振動や横揺れも軽減しており、貨物のダメージリスクも減少できるとしている。
 内覧会では同社の下地米蔵会長が「小さな船しか持たない南西海運だったが3代目『よね丸』は8750㌧。宮古・八重山の皆さんが南西海運の面倒を見てくれたおかげで順調に発展してきた。宮古で生まれた会社がRORO船という大型船を持つことは夢だった。宮古の物流の海上輸送を担うため、一生懸命安全航海をしていきたい」とあいさつ。琉球國まつり太鼓宮古支部と宮古島創作芸能団んきゃーん塾がエイサーを踊って新造船を祝った。

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