新型コロナ 市113人、47日ぶり100人台

【那覇支局】県は7日、宮古島市で新たに113人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日の新規感染者数が100人を超えるのは5月24日の167人以来、47日ぶり。累計は1万350人。9日連続で前週の同曜日を上回った。多良間村は5日連続のゼロ。累計90人。県内では新たに2389人が確認された。2000人を超えるのは3日連続で木曜発表では最多になった。累計は26万5557人。
 市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から42人増加した。年代別では30代の27人が最多。10歳未満の23人、40代の17人が続く。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は865.90人と800人を超えた。
 宮古地区の入院中5人、宮古病院4人(中等症2人、軽症2人)、民間病院1人(軽症1人)。病床使用率は7.6%。宿泊施設療養中14人、自宅療養中357人、入院調整中204人。
 県の疫学統計解析委員会は5日、今後の見通しとして「全県的に感染が拡大しており、宮古地域では急速である。3回目のワクチン接種が早期に始まったことからワクチンの効果が減弱している可能性がある」と指摘。その上で「流行が子どもから壮年層に移行しつつある。今月は参院選や海の日などのイベントがあることから、流行が加速することが考えられる」と警鐘を鳴らしている。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を662人上回った。1日の新規感染者数では歴代4位の数となった。年代別では10代の434人が最多。国基準の重症者は12人。新たに那覇市の90歳以上と90代の女性2人の死亡が報告された。累計493人。

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