新型コロナ 市95人、41日ぶり90人台
【那覇支局】県は5日、宮古島市で新たに95人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。90人を超えるのは5月26日の91人以来、41日ぶり。累計は1万150人。8日連続で前週の同じ曜日を上回り、増加傾向が鮮明になっている。多良間村は3日連続のゼロ。累計90人。県内では新たに2266人が確認された。2000人を超えるのは5月25日以来、42日ぶり。火曜日発表としては最多になった。累計は26万927人と26万人を超えた。
市内患者は10歳未満から70代の男女。前週同曜日から39人増加した。年代別では10歳未満の23人が最多。30代、40代の各14人、50代の13人が続く。県外在住者は2人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は708・47人と700人を超えた。
宮古地区の入院中3人、宮古病院2人(中等症2人)、民間病院1人(軽症1人)。病床使用率は4・5%。宿泊施設療養中19人、自宅療養中277人、入院調整中168人。
県内の新規感染者は前週の同じ曜日を522人上回った。年代別では10代の450人が最多。国基準の重症者は10人。新たなクラスター(感染者集団)も1例報告され、県立中部病院で5人が集団感染した。累計698例。県は感染者の急増が続いている八重山地域の医療フェーズを6日から3Aから4に引き上げ、確保病床を28床から36床に増床すると発表した。
県の宮里義久感染対策統括監は、「週末から発生している通信障害の影響で感染者の届け出が遅れたことが要因と考えている。一方で6月24日以降、前週比を上回る状況が続き、増加の勢いは強まっていると認識している。引き続きの警戒が必要だと考えている」と話した。