新型コロナ 市、2日間で51人

 【那覇支局】県は27日、宮古島市で新たに11人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。26日は40人。2日間で51人。累計は9707人。多良間村は2日連続のゼロ。累計88人。県内では新たに603人が確認された。26日は1268人。2日間で1871人。累計24万8379人。
 県は27日、ゲノム解析の結果を発表し、13日から22日の感染者228検体の中から感染力が従来のオミクロン株より25%高いBA・2・12・1株に1検体が感染していると発表した。BA・2・12・1株の感染が確認されるのは県内初となる。感染が確認されたのは南部保健所管内の70代女性。重症度やワクチン接種効果は確認中。東京都や大阪府など10都府県で確認されている。県は今後の動向を注視しているとしている。また、BA・5株に新たに9人の感染が合わせて確認された。累計13人。県によると重症者の患者はいないという。
 27日の市内患者は10歳未満から40代の男女。前週同曜日から1人減少した。年代別では30代の5人が最多。10代の3人、10歳未満、20代、40代の各1人が続く。職業別では公務員の3人が最多。小学生の2人、中学生、高校生、会社員、サービス業、会社員、飲食業の各1人が続く。確認中も1人。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は366・13人。
 宮古地区の入院中1人、宮古病院1人(軽症1人)。病床使用率は1・5%。宿泊施設療養中16人、自宅療養中169人、入院調整中42人。
 27日の県内の新規感染者は前週の同じ曜日を181人上回った。年代別では10代の125人が最多。県基準の重症者は2人。県は27日から抗原検査キットを無料配布するラデコをこれまでの1日100世帯から400世帯に拡大することも発表した。

関連記事一覧