集団検診会場の宮古島市保健センター =市役所敷地内

来月3日から集団検診 今年度は2回実施

 宮古島市は7月3日から10日まで、市役所に隣接する市保健センターで集団健診を実施する。例年10月ごろに実施していたものを7月と10月の2回に増やしたもの。20~39歳対象の基本健診、40~74歳対象の特定健診、75歳以上の長寿健診のほか、肺・胃・大腸・肝炎ウイルスのがん検診も行う。健診結果により、保健師など専門職が保健指導を行うこともある。市は年に一度は健康チェックのために健診を受けるよう呼び掛けている。
 基本健診は課税世帯1200円、国保加入者は無料。特定健診と長寿健診、生活保護世帯基本健診は無料。検査の基本項目は身長▽体重▽胸囲▽血圧測定▽尿検査(糖・蛋白・潜血)▽医師の診察▽血液検査(肺機能・脂質・血糖)―。医師が必要と判断した場合、貧血、眼底、心電図の追加検査を無料で受けることもできる。追加検査を希望する場合は有料となっている。
 肺の胸部X線の対象は妊娠中の人を除く20歳以上。料金は40歳未満200円、40歳以上無料。喀たん検査の対象は40歳以上または喫煙指数(たばこの1日本数×喫煙年数)が600以上の人。料金は500円。
 胃のバリウムと大腸の検便は20歳以上対象。バリウムの料金は900円、検便は40歳未満500円、40歳以上は無料。B型とC型肝炎血液検査の対象は過去に検査を受けていない40歳以上。料金は無料。いずれの検査も個別検診の場合は医療機関により自己負担額が異なる。
 受付け時間は午前8時半~11時と午後1時~3時。7月6、7の両日は午後休診、9日は終日休診。胃がん検診は午前中のみ受付。
 市内の医療機関でも個別検診が受けられる。婦人検診は実施中で、がん検診は7月1日から。いずれも来年2月28日まで。個別がん検診も受診者全員が市の助成対象となるが、自己負担額は医療機関により異なる。大腸・40歳以上の女性が対象のマンモグラフィー・肝炎ウイルスは市が全額負担。
 特定健診の問い合わせは健康増進課保健指導Ⅱ係(72・4704)、がん検診、基本健診、婦人検診は同課健康づくり係(73・1978)、長寿健診は国民健康保健課後期高齢者医療係(72・3751)まで。集団婦人がん検診は来年1月ごろに実施予定となっている。

関連記事一覧