サンエー宮古島シティ きょうオープン
宮古空港東側に建設されたサンエー(本社・宜野湾市、新城健太郎社長)の大型商業施設「サンエー宮古島シティ」が17日、グランドオープンする。16日には関係者による内覧会および竣工祭が行われ、新しい施設の完成と開店を祝うとともに商売繁盛を祈願した。同施設にはサンエーの直営店をはじめ、宮古島初出店となる専門店やテナントなど13店舗が出店する。また同社では宮古島初となるネットスーパーのサービスも7月から開始する。
開店を迎えて新城社長は「非常に皆さんからの期待を感じており、宮古島のお客さんにこの店を見せることができて誇らしく思う。サンエーに特別な気持ちをもっているお客さんも多く、その期待に応えられる理想的な最新の施設ができた。今回のオープンを社員も喜んでいる」と話した。
同店の久場俊秀総合店長は「宮古島の皆さんのお役に立てるような店舗を目指したい。地元の皆さんに喜んでもらえる品揃えをしていくが、宮古には観光客も多く訪れるので対応できるように土産品も揃えていきたい」と述べ、「オープンから週末は混雑が予想されるので、当日は交通誘導に従ってほしい」と協力を呼び掛けた。
同店には直営店として食品館と和風亭の他、宮古島初出店となる衣料品・住居関連用品の無印良品、家電品のエディオン、ドラッグストアのマツモトキヨシ、中華料理の大阪王将、ベーカリーのリトルマーメイド、またテナントなど計13店舗が出店する。ネットスーパーは大神島を除く市内全域で7月1日から食品館で扱う商品を配達する。
竣工祭では神事が執り行われ、商売繁盛などを祈願。直会で新城社長は「サンエーの発祥の地は宮古島であり、皆さんの応援でここまで成長させてもらい心から感謝したい。宮古島の人たちの生活インフラとしての役割と生活が快適になるような店舗を目指したい」とあいさつ。
設計監理者を代表して国建の比嘉盛朋社長が「今回の施設設計では空港東地区活性化への寄与、宮古島の景観と環境への配慮、誰もが心地良く買い物を楽しめる施設の3点を軸にした」、施工者を代表して大米建設の仲本靖彦副会長が「お客さんの利便性と快適性を考慮し、地域との共生を大切にしながら、心から満足してもらえる活気あふれる店舗になると確信している」とそれぞれ述べた。