7月末まで禁漁となるイセエビ(資料写真)

イセエビ類とセミエビ類 来月末まで禁漁期間

 県は4~7月がイセエビ類とセミエビ類の禁漁期間となっていることを踏まえ、梅雨明けを間近に控えて本格的な海洋レジャーがはじまることに伴い、広く県民に対して7月末までの採捕禁止に協力するよう呼び掛けている。
 イセエビ類などは資源保護を図るために毎年、沖縄海区漁業調整委員会が漁業調整規則に基づいて禁漁期間を設けている。2017年まで4~6月だったが、18年から1カ月延長して4~7月とし、ことしで5年目となる。解禁は8月1日午前0時。
 禁漁対象は漁業者、遊漁者、仲買、販売業者など全ての者。漁業関係者以外の一般の者が年間を通してイセエビ類を獲ると、漁業権者から告訴される可能性(罰則あり)もある。年間を通して体長20センチ以下とセミエビの抱卵個体は獲ることが禁止されている。なお獲るだけでなく、違反で獲ったエビを販売することや所持することも禁止されており、県農林水産部水産課は注意を呼び掛けている。違反は、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金が科せられる。

関連記事一覧