仲宗根署長(右)から感謝状を受けた(左から)下地恵勇さん、野原さん、下地敏和さん
=宮古島警察署
宮古島署 冠水した車の男性救った3人に感謝状
冠水した道路に立ち往生した車の中に閉じ込められた男性の救助に貢献したとして、宮古島警察署(仲宗根宗信署長)はいずれも平良大浦在住の下地敏和さん(68)、野原用喬さん(43)、下地恵勇さん(66)に感謝状を贈呈した。
下地さんらは5月28日早朝、大雨の被害を心配して近隣を見回っていたところ冠水した車を発見し、ライトをあてると車内で人が動いていることを確認、野原さんが警察官に通報した。3人は手分けしてロープなどを準備し、駆けつけた警官と協力し男性を車から救助したという。
下地さんは「28日は10年ぶりくらいの大雨で、現場は何度も災害が起きている場所。最初は一人で救助しようと思ったが、何人かで行動しないと危険と判断した。無事に助かって本当によかった」と笑顔で話した。
また仲宗根署長は「当時は1メートルほどの水位で、救助するにしても2次被害が起こる恐れもあった。皆さんが機転を利かせロープなどを用意し、救助に貢献していただいた。本当にありがとうございます」と謝辞を述べた。