狩俣幼稚園 園児8人が地元食材で弁当作り

 狩俣幼稚園の園児8人は31日、地元産の食材を活用した給食作りに挑戦し、狩俣小のツリーハウスでお出かけ給食を楽しんだ。地域活性化の一環として狩俣自治会(國仲義隆会長)が企画したもので、今年度中に8回のお出かけ給食を予定しているという。
 同自治会は沖縄県の「小さな拠点づくり支援事業」を活用し、昨年度までに集落センター内に厨房、小学校校庭にツリーハウスを整備した。今年度からは施設の活用に取り組んでおり、地域住民が幼稚園用の給食作りなどを行っているという。國仲会長は「高齢者のための食堂を開くなどの計画もあるが、まずは子どもたちの活動から始めようと考えた」と話す。
 園児らは地元漁師が同日朝釣り上げた新鮮なミーバイと、地元の事業者が作ったパンでフィッシュバーガー作りに挑戦。デザートにも狩俣の農園が作ったマンゴーを使い、地元食材づくしの給食となった。
 狩俣小学校校庭に生えているガジュマルに、滑り台やブランコなどを取り付けたツリーハウスに移動し、楽しい給食の時間を満喫。休園していた幼稚園が昨年度3年ぶりに再開した狩俣地区では、地域ぐるみの子育てに取り組んでいる。

関連記事一覧