新型コロナ 市内で新たにクラスター2例
【那覇支局】県は31日、宮古島市で新たに82人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。5月の1カ月では3077人の感染が確認された。累計は8750人。1週間当たりの人口10万人当たりでは906・18人と30日ぶりに1000人を下回る970・25人だった。多良間村は16日連続のゼロ。5月の1カ月では8人の感染が確認された。累計77人。県内では新たに1469人の感染が確認された。5月の1カ月で5万4311人確認された。累計21万5249人。
市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日と比べると85人減少した。6日連続で前週の同曜日を下回った。年代別では10歳未満の18人が最多で10代の17人、30代、60代の13人が続く。確認中は1人。職業別では小学生の19人が最多で会社員の9人、無職の7人が続く。確認中は13人。県外在住者は1人確認された。
宮古島市では5月だけで3077人の感染が確認された。4月の1666人の1・85倍の感染者数となり、月別で最多であった4月を上回った。3日152人、10日155人、24日167人と1日当たり新規感染者数の過去最多を3回更新するなど感染が急拡大した。直近1週間の10万人当たりの感染者数でも29日連続で1000人を超えるなど感染者数は高止まりしたが、26日から前週比を下回るようになるなど減少傾向が見え始めている。市では3回目に加え、4回目のワクチン接種を6月から開始するなど重症化予防の対策を進めている。
多良間村では6日に3人、7日に2人、11日に1人、15日に2人の感染が確認されて以来、16日でゼロが続いている。6、7日と2日連続で確認されるのは3月28、29日以来、39日ぶりだった。4月の1人と比べると8人が確認されている。
県は同日、17日から27日にかけて市内の社会福祉施設で15人、病院で10人のクラスター(感染者集団)2例が発生したことが報告された。県は収束したかなどの調査を進めている。累計663例。
宮古地区の入院中8人、宮古病院6人(中等症4人、軽症2人)、民間病院2人(全員軽症)。病床使用率は12・1%。宿泊施設療養中15人、自宅療養中613人、入院調整中195人。
県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週の同じ曜日を449人下回った。11日連続で前週を下回った。年代別では10歳未満の285人が最多。県基準の重症者は2人。