訓練に訪れた警察官らは被害者確保の様子を実践した =砂川小体育館

砂川小児童 侵入者想定し避難訓練

 砂川小学校(松本尚校長)で27日、校内への不審者侵入を想定した避難訓練が行われた。同校教諭が扮する不審者が校内に侵入した想定で、緊急放送の後全校児童らは「おさない・かけない・しゃべらない・もどらない・ちかづかない(おかしもち)」を徹底しながら体育館へ避難した。宮古島署の警察官の講話も行われ、児童らは緊急事態での適切な対応を学んだ。
 訓練は午前9時40分ごろから始まり、不審者の侵入に気づいた教諭が大声で校内に知らせ、別の教諭がさすまたを用いて侵入者を抑制するなど手分けして訓練を行った。
 児童らは「おかしもち」を心がけながら避難し、侵入者発生の報告があってから2分30秒で児童全員の点呼が終り、避難が完了した。
 訓練を終えた児童からは「緊張した」、「たのしかった」などの声があがり、児童代表の森田煌都くん(6年生)は「不審者がきたときの対処法が分かった。きょうはありがとうございました」と署員らにお礼を述べた。
 宮古島警察署地域課の与那覇信彦交番所長は児童らに向け「みなさん真剣に訓練に取り組んでいた。冷静に行動し、事故やパニックなども無く素晴らしかった」と児童らを誉め、「われわれ警察も不審者が侵入しないようパトロールを強化します」と話した。
 松本校長は「訓練を繰り返すことでその場に応じた行動ができる。危ない時はまず逃げることが大事。また訓練を行うので、真剣に取り組んでほしい」と児童らに呼び掛けた。

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