優良運転者・事業所など15個人・5団体を表彰
宮古島警察署(仲宗根宗信署長)と宮古島地区交通安全協会(新里孝行会長)は25日、市内下里のホテルで、2022年度署長・会長連名表彰を行い、優良運転者や交通安全優良事業所など15個人・5団体を表彰した。出席者らは交通事故犠牲者に対する哀悼の黙とうをささげ、宮古島署管内で20年11月11日から続いている交通死亡事故ゼロの継続や飲酒運転根絶など、交通事故のない安心安全な地域づくりに向けて連携して取り組んでいくことを誓った。
交通ルールとマナーを守り安全運転を心掛け、長年にわたり無事故・無違反に務めた運転者や、地区交通安全協会の組織強化など、交通安全活動に尽力した団体などを表彰するもの。
仲宗根署長は宮古島警察署管内で22年4月末現在、28件(前年同期比13件増)の人身事故が発生しており、うち5件が重傷事故だったこと、飲酒運転で16人が検挙されたことを紹介。「憂慮すべき状況にあり、飲酒運転根絶に向けてなお一層の取り組みが求められる。本日表彰された皆さまが引き続き、交通安全活動の中核として活躍することを願うとともに、署としても交通事故抑止に全力で取り組みたい」と述べ、理解と協力を呼び掛けた。
新里会長は昨年11月10日に「交通死亡事故ゼロ1年」が達成できたことを喜ぶとともに、「飲酒運転で検挙される人が後を絶たない。関係各機関と緊密な連携を図りながら、交通安全意識の普及高揚に努めていきたい」とあいさつ。
来賓の座喜味一幸市長は表彰に祝辞を述べ「職員の綱紀粛正に万全を尽くす決意。美ぎ酒飲み運動を展開し、飲酒運転は絶対に許さないという雰囲気作りに取り組みたい」と語った。
受賞者を代表して先嶋建設の黒島正夫会長が「かつて宮古島は年に数十人もの交通事故死亡者が出る悲惨な状況だったが、島を挙げて交通安全運動に取り組み、警察も徹底した取り締まりを行ってきた。絶対に事故を起こさないという意識を持ち続けてほしい」と強く呼び掛けた。
表彰された個人・団体は次の通り(敬称略、団体のカッコ内は代表者)。
▼個人【交通安全功労者】嘉手納幹人▽狩俣秀樹▽玉城武▽川上直輝▽奥原晴夫▽洲鎌重信▽岡部成昭【優良運転者】上地健夫▽宮國郁也▽狩俣政和▽平良武彦▽小笠原直樹▽友利博和【優良安全運転管理者】下地昌勝▽二田武憲
▼団体【交通安全優良団体】ニチオキ宮古島(比屋根安春)▽西城学区総務会(野原勝)【交通安全優良事業所】先嶋建設(黒島正夫)▽昭和建設工業(平井才己)▽丸秀(伊良皆榮)