沖縄県産食材を多く用いた給食を提供した北小学校
平良・城辺小 復帰記念に県産品食材の特別給食
15日の沖縄県本土復帰記念日を控えた13日、平良・城辺両地区の小学校で、沖縄県産品の食材を多く使用した特別メニューの給食が提供された。宮古島市の共同調理場は現在、学校給食への地場産物提供に積極的に取り組んでいる。
平良地区では宮古島産のアーサを使用したみそ汁とクーブイリチー、紅芋のごま団子を提供。イリチーは細かく切った素材にだし汁を加えて炒り付けた沖縄料理。短時間で炒めるチャンプルーと比べて手間がかかるため、ご馳走とされていたという。
城辺地区では同じく宮古島産を使用したモズク酢に加え、グルクンのガーリックソテー、シームヌ、クファジューシーといった馴染み深い料理が並んだ。
北小学校の給食の時間では放送委員が、アメリカ統治下では車が右側通行だったことなどを紹介し、「きょうは沖縄について考える機会にしよう」と呼び掛けた。