21年度は入館者数が前年度を上回った市総合博物館 =平良東仲宗根添

全国はがき筆文字展の後援要請 11月実施に向け市長へ

 宮古島市総合博物館(友利浩幸館長)の2021年度入館者数は6255人で前年度比634人、11.2%増加した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う自主事業や企画展の延期.中止、利用制限があったものの、開館日数や小学生の社会科見学などの増加により前年度を上回った。コロナ禍前の19年度比では1万3425人、68.22%減。

 21年度も引き続き新型コロナ感染症の影響で企画展「サシバ展」、平和展「特攻艇と宮古」が延期、「子ども博物館」は全6回中4回、「博物館講座」は全2回が中止となった。10月29日~11月28日にはミニ展示「宮原昌茂展」、2月25日~3月20日には企画展「令和2年度新収蔵品展」を開催した。
 開館日数は230日(同17日増)。入館者の内訳は有料入館者の個人が一般3116人(前年度比425人増)、学生95人(同23人増)、小人19人(同10人増)、団体は一般503人(同486人増)、学生47人(皆増)、入館料免除では70歳以上517人(同58人減)、一般440人(同591人減)、学生100人(同252人減)、小人1418人(同544人増)。
 22年度事業計画では4月28日から開催中の「復帰50周年特別展示」(3月下旬まで)、5月末~6月末に平和展「特攻艇と宮古~知られざる特攻作戦~」、7月~8月に「ホソバフジボグサ展(仮称)」、8月~10月中旬に「あなたの知らないサシバの世界」、12月~1月に「令和3年度新収蔵品展」を予定している。
 友利館長は「21年度は感染拡大防止のため自主事業ができなかったが、徐々に入館者は戻りつつある。今年度は通常どおりできるように企画展などの準備を進めている」と話した。

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