3月末に完成した宮古島海上保安部第3宿舎
=平良下里、旧宮古空港ターミナル地区
人員増強に 宮古海上保安部第3宿舎が完成
宮古島海上保安部の人員増強のため、平良下里の宮古空港旧ターミナル地区に建設が進められていた宮古第3宿舎が、3月末までに完成し、職員の入居が始まっている。同部に所属する職員は257人となり、日本全国でも有数の大規模な保安部となった。
第3宿舎の敷地面積は約9950平方㍍、管理人室を除いた総戸数は86戸。設計、建築、維持管理までを一括して委託することでコスト削減を図るPFI事業方式が採用されている。維持管理契約は2032年3月まで。第3宿舎の完成により同部の職員宿舎は、民間からの借り上げも含めて計220戸となった。
宿舎の新築や最新鋭の大型巡洋艦「みやこ」の配備は、尖閣諸島周辺海域における領海警備などに対応するための、宮古島海上保安部強化の一環。福本拓也部長は「住み心地が良いと職員からも評判は良い。職員一同、市民から親しまれる海上保安部を目指し、全身全霊で努力を積み重ねていきたい」と述べた。