宮古工業高でも自販機荒らし「積極的な情報提供を」
宮古島市内で自動販売機が壊され現金が盗まれる事件が頻発している問題で25日、宮古工業高校内の自販機も被害に遭ったことが分かった。学校の敷地奥深くに侵入しての犯行に関係者は「早く逮捕してほしい」と訴える。宮古島警察署は市民に積極的な情報提供を呼び掛けている。
総合実業高校でも2台が壊されていたが、こちらの自販機は門から入ったすぐの道路から目視できる場所に設置されていた。工業高校では外からは確認できない奥まった場所に自販機が置かれており、何者かが忍び込んで犯行に及んだと思われる。日曜日の24日、部活のため登校してきた生徒が発見したという。
これまで起きた事件と同様、複数台並んだうちの右端の機械が狙われ、右前面の角を縦に切り裂いてから現金を盗んでいる。
破壊され現金が抜き取られた自動販売機=宮古工業高校敷地内
学校関係者は「正門の扉は低くて簡単に乗り越えられるため、施錠しても侵入を防ぐのは難しい」と述べ、設置した市内の事業者は「小まめに売り上げを回収する以外に対策の取りようがない」と頭を抱える。いずれも「一刻も早く解決してほしい」と訴えた。
宮古島警察署は「自販機の周りで不審な人物を見かけたら、ためらわずに110番通報してほしい」と市民に協力を求めている。