フードドライブをPRする那根局長(右)と中村会長
=平良久貝郵便局
各郵便局でフードドライブ利用を
市内郵便局は7日、困窮世帯向けの食品寄付事業「フードドライブ」のPRを平良久貝郵便局(那根豪局長)で行った。市内郵便局からの食品寄付は全体の半数以上を占めるといい、那根局長は「今後も周知に取り組む」と意欲を述べた。
那根局長は「沢山の寄贈を頂いている。寄贈される皆さんの笑顔を見ると、郵便局が善意を届ける場所として定着している」と述べ、「これからも社会福祉協議会と連携して周知活動に取り組む」と意欲を述べた。
同会(中村雅弘会長)は2020年に市内郵便局と協定を結び、食品寄付を受け付けるフードドライブを市内郵便局で行っている。20年10月に各郵便局へ寄付ボックス設置以降、食品5011個、重さにして1.4㌧の寄付があったという。
同会の担当によれば「郵便局からの寄付は全体の6割以上ある」という。求めている食品類は「いちばんニーズがあるのはお米。レトルトカレーやインスタントラーメンなどの簡単に調理できるもの」と話す。そのうえで「郵便局か協会にいつでも持ち込んで欲しい」と市民らに呼び掛けた。
中村会長は「各地の郵便局員の皆さん、住民の方々にフードバンク、福祉協議会に協力いただいて本当に感謝している。宮古全体でで支えあう地域を作りたい」と感謝を述べた。