市立図書館閉館に伴い利用を開始した宝塚医療大学附属図書館宮古島分館
=城辺福里
宝塚大、図書館利用開始 これまで通り貸出・閲覧
市立図書館城辺分館が3月31日で閉館となり、1日から宝塚医療大学附属図書館宮古島分館として開館し、市民への貸出や閲覧を開始した。開館は月曜~金曜日(土日祝祭日休み)午前10時~午後6時。同大学は旧城辺中学校舎などを活用して2023年4月に観光学部宮古島キャンパスの開設を計画している。
城辺分館は閉館の予定だったが、地域住民が継続を要望。同大学が市から大半の蔵書も含めて無償譲渡され運営することになった。一時的でも閉めてしまうと利用者の足が遠のいてしまうため閉館翌日から開館。大学図書館のシステムに移行するまで貸出は手書きの記帳方式で対応する。今後は大学の専門書なども導入していく。
同分館は「これまで通り使ってほしい。地域に開かれた図書館として運営していきたい。開設後は大学生と地域の子どもや住民が交流できるような環境を整備したい」と話している
同大学では観光学部の設置計画を文部科学省に申請し、3月25日には受理されている。各種審査が行われ、早ければ今年8月末にも認可が通知される見込み。同分館内には開設準備室も設けられ、宮古島キャンパスの整備など設置に向けて準備に取り組んでいく。