市長の政治姿勢や施政方針などで議員が当局の考えをただした定例会一般質問 =市議会本会議場

市、旧町村域に「道の駅」

宮古島市議会(上地廣敏議長)の3月定例会は17日、一般質問がはじまった。座喜味一幸市長が2022年度施政方針で旧町村地域の振興発展の拠点として示した賑わいを創出し地域の魅力を発信する「道の駅等構想」で垣花和彦企画政策部長は、新年度で庁内に作業部会を設置し、各地域の観光資源や既存施設の現状確認、観光客の周遊ルートのデータ収集など調査を行い、集客力、賑わいを創出する仕掛け、運営面、採算面など幅広く意見聴取した上で練り上げる予定を明らかにした。仲間誉人氏に答弁した。

 道の駅について垣花部長は、各地域の景観豊かな場所を選定し、地域の特色ある伝統文化を発信するとともに、飲食や特産品が販売できるスペースなども併せ持ち、市民や観光客が利用できる賑わいの拠点を作り出す計画を説明した。
 関連で仲間氏は佐良浜地区について「人口減少や都市計画編入の問題など解決しなければ地域がなくなる」と言及。座喜味市長は、伊良部架橋実現が観光の起爆剤となったとの認識を示した上で「その恩恵は等しく地域に還元され、地域振興につながるべき。新たな時代を見据え、地域住民、行政が一体となってあるべき将来に向けて取り組みたい」との考えを示した。
 旧町村地域振興で垣花部長は、▽上野地区=旧上野庁舎を活用した農水産物加工流通拠点▽城辺地区=旧城辺中学校の校舎跡地での宝塚医療大学観光学部の開設準備、子育て支援機能や地域高齢者を含めた地域の交流拠点の世代間交流施設の4月開所▽下地地区=旧下地庁舎の宮古島市ICT交流センターを活用したテレワークやワーケーションを推進するデジタル社会の拠点施設としての役割強化、県広域公園の整備計画と連携した地域づくりの取り組み▽伊良部地区=下地島空港及び周辺用地の利活用と合わせた特色ある地域づくりと産業振興―などを推進する姿勢を示した。我如古三雄氏に答弁した。

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