新型コロナ 市14人、減少傾向続く

【那覇支局】県は28日、宮古島市で新たに14人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。15日連続で前週の同じ曜日を下回った。累計は3166人。県内では新たに1073人の感染が確認された。累計8万531人と8万人を超えた。4日連続で前週の同じ曜日を下回った。

 市内患者は10歳未満から70代までの男女。前週の35人と比べると60%減となった。年齢別では10歳未満4人が最多で50代、60代各3人、10代2人と続いている。20代、40代はゼロ。推定感染経路は6人が明らかになっていない。職業別ではサービス業2人が最多で団体職員、無職、接客業、小学生、高校生、販売業、アルバイト、自営業の各1人が続いている。確認中は4人。1週間当たりの人口10万人当たりでは248.97人と2週間連続の3桁となった。
 県の糸数公医療技監は「宮古は本島と同じように若者から感染者が増加し、少し遅れて高齢者へ感染が拡大している。全体の感染者数の減少が鈍くなっていると考えられる」と傾向を述べ、その上で「高齢者への感染拡大を抑えることや若者への新規感染を防ぐことの対策で新規感染者を抑え込む必要がある」と話した。
 市の入院中33人は宮古病院15人(中等症9人、軽症6人)、民間病院18人(中等症1人、軽症17人)。宿泊施設療養中26人、自宅療養中80人、入院調整中86人となっている。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週21日の1236人と比べ13%減少した。年代別では40代が最多。県基準で重症者は8人。21重点医療機関の欠勤者は405人。
 28日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は503.93人。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(70.0%)はレベル3(感染まん延期)の50%を超え、重症者用病床使用率(40.4%)はレベル2。

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