新型コロナ 県内は1567人

【那覇支局】県は24日、宮古島市で新たに10人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。23日は16人の感染が確認されており、11日連続の2桁の感染者となった。2日間で26人。累計は3080人。県内では新たに611人の感染が確認された。累計7万5927人。3桁の感染者数は2日連続。23日は956人の感染が確認され、2日間で1567人。新たなクラスター(感染者集団)が2例報告された。累計458例。

 市内患者は10歳未満から90歳以上までの男女10人。前週の22人と比べると55%減となった。年齢別では10代の4人が最多で30代2人、10歳未満、40代、60代、90歳以上が各1人となっている。20代はゼロ。推定感染経路は6人が明らかになっていない。職業別では公務員、高校生各2人が最多で学生、無職、介護従事者の各1人が続いている。確認中は3人。1週間当たりの人口10万人当たりでは356.98人となり、400人を割り、石垣市の455.99人を下回った。10日連続の3桁となった。
 市の入院中21人は宮古病院16人(中等症11人、軽症4人、無症状1人)、民間病院5人(中等症2人、軽症3人)。宮古地区の確保病床69床に対する使用率は30%。宿泊施設療養中33人、自宅療養中209人、入院調整中63人となっている。また、21日に発表されていた宮古保健所管内に住所がある感染者は市内で生活していることから県の宮古島市の累計に加えられた。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女611人。前週17日の530人と比べ15%増加し6日ぶりに前週を上回った。県基準での重症者は5人。県内の重点医療機関の欠勤者は373人。
 クラスターは那覇市の事業所で7人、医療機関で23人が集団感染した。また、中部病院で発生しているクラスターに新たに3人が確認され、累計12人。南部医療センターでも7人が新たに確認された。累計13人。
 県の糸数公医療技監は「月曜日は休み明けで感染者数が減少する傾向があるので、今後の動向を注視する必要がある」と話した。
 県内の24日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は558.95人。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(62.2%)はレベル3(感染まん延期)の50%を超え、重症者用病床使用率(37.6%)はレベル2。

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