新型コロナ 宮古島市83人、過去4番目

【那覇支局】県は12日、宮古島市で新たに83人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。3日連続で2桁の感染者になったが、過去4番目の感染者数になっている。累計は2599人。1週間当たりの人口10万人当たりでは1113.04人となり、過去最悪を更新し、3日連続の1000人超えとなった。依然として、県内ワーストの状態が続いている。

 市内患者は10歳未満から80代までの男女83人となっており、年齢別では20代の15人が最多で、10代13人、10歳未満11人、30代と50代各10人が続いている。30代までの若年層で全体の56%を占める。推定感染経路は45人が調査中となっており、54%の感染者の経路が分かっていない。職業別では小学生9人が最多で飲食業、会社員、無職で各7人が続く。中学生3人、高校生2人の感染も確認され、子どもへの感染が広がっている。確認中は28人。
 市の入院中22人は宮古病院17人(中等症5人、軽症12人)、民間病院5人(軽症5人)。宿泊施設療養中28人、自宅療養中354人、入院調整中289人となっている。
 県内では新たに1644人の感染が確認された。過去2番目の感染者数で3日ぶりの4桁となり、前週5日の623人と比べると2.64倍となっている。県内の累計患者数は6万628人となり、6万人を超えた。
 県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。年代別では20代の466人を中心に30代までで全体の66%を占めている。推定感染経路では家庭内300人、友人.知人78人、施設内69人、職場内65人、その他23人、飲食20人が判明しているが、残る1089人は調査中となっている。県内の自宅療養者は初めて5000人台となる5913人となった。入院者は305人いるが、県基準で重症者は依然ゼロとなっている。
 県内の12日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は598.27人となっており、600人に迫る。県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。重症者用病床使用率(51.4%)はレベル3の50%超に上昇した。病床使用率(47.1%)もレベル3に迫っている。
 米軍では新たに295人の感染が報告された。累計6084人。

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