宮古地区の女子で初めて全国高校駅伝に出場した本村(右から2人目)=26日、たけびしスタジアム京都(沖縄タイムス社提供)
多良間卒の本村、全国高校駅伝出場 宮古女子で初
北山高校1年生の本村琴美(多良間中卒)は26日、宮古地区出身の女子選手として初めて全国高校駅伝大会に出場した。同校女子駅伝部は3年生3人、1年生3人の少人数。3年生が抜ける来年はチームを引っ張る立場となり、県大会連覇を目指す。
女子は5区間21.0975㌔。本村は4区(3㌔)を11分28秒のタイムで走り、先輩3人から受け継いだタスキをアンカーにつないだ。チームの成績は1時間19分35秒で47位。
本村は「周りに知り合いもいなくてやっていけるか心配だったけど、レベルの高い環境で練習できている」と話す。来年度は新1年生が3人ほど入部する予定といい、2年生ながらチームを引っ張る立場になる。「4月までしっかり追い込んで練習して備えたい。個人としては3㌔10分台が目標で、チームとしては県大会連覇を狙う」と前を見据える。
北山男子は27位となり県勢過去最高順位(30位)を40年ぶりに更新した。2年生の瑞慶覧一星(平良中卒)はメンバー入りを果たしたものの、走者は全員3年生だった。
宮古島市陸上競技協会の本村邦彦会長は「2人とも家を離れ一人でとてもよく頑張っていると思う。瑞慶覧くんは5000㍍を14分台で走る一流選手。来年は確実に都大路を走ると期待している」と話した。