休校期間中弁当配布を行った子ども食堂=平良西仲宗根
子ども食堂1日100食の弁当配布 臨時休校
株式会社ビザライ(勝連聖史代表)が運営する平良西仲宗根の子ども食堂「みゃーくがに」は、1月28日から7日までの臨時休校期間中、1日平均100食の弁当配布を行っていたことが分かった。
子ども食堂は通常土日のみ営業しているが、臨時休校で給食がなくなることから、急きょ平日も弁当配布の実施を決定。休校決定は急な発表だったが、職員は「これまでも何度か休校があったので、今回もそうなるのではと心構えをしていた」という。
過去の弁当配布のノウハウもあり、休校開始翌日の29日から平日の支援が可能となった。期間中最高で140食、平均で100食もの需要があったことについて職員は「貧困家庭の支援だけでなく、共働きなどで昼食が準備できない家庭の利用が多かった」と説明。近所の分もまとめて10食ほど受け取りに来る例などもあったという。
また期間中、平良松原の焼肉店「火神」(平戸新也代表)から、1日2名の職員がボランティアに訪れていたという。平戸代表は「社会奉仕の機会ということで社員に声をかけた。みな進んで参加してくれいい経験になったと思う」と話した。