営業時間短縮と外出自粛要請で人通りが減り閑散となった西里通り=1月20日午後8時過ぎ

宮古島市、人通り46%減

 県は2日、新型コロナウイルス感染症拡大を受けた特別警戒対策及び独自の緊急事態宣言発令による営業時間短縮と外出自粛要請による人通りへの影響を発表した。地域ごとの繁華街エリアにおける毎週金・土曜の午後9時時点の人通りは、12月第1週との比較で県内10カ所の平均は午後8時までの時短要請となった1月22・23日で40・2%減少の効果があった。宮古島市の西里・下里通りと周辺はマイナス46・1%だった。

 これらはスマートフォンなどの位置情報などに基づいて参考資料として算出した。時短要請は当初は午後10時までで、緊急事態宣言に伴って1月22日から午後8時までとなった。10時までは県平均で21・5%だったが8時までは2倍近く減少した。宮古島は10時までの26・4%から約20%近く下がった。
 関連して県は、推定感染源が飲食関係となった12月から1月30日までの市町村別の陽性者数をまとめた。県全体は606人。最も多い那覇市は178人。以下、名護市63人、浦添市53人、沖縄市45人の順。宮古島市は31人で県全体の5%を占めた。
 営業時間短縮要請による飲食関係陽性者数比較によると、要請開始期間が異なるが、開始前と1月22~30日の1日当たり平均を比較すると、那覇市が3・44人から58%減、浦添市が1・4人から68%減、沖縄市が0・88人から37%減、名護市が1・15人から71%減、宜野湾市は0・42人、石垣市は1・28人からいずれも0人の100%減となったが、宮古島市は0・33人から1・44人の333%増と県内で唯一増えた。

関連記事一覧