宮古総合実業高、初の学園祭賑わう
県立宮古総合実業高校(下地盛雄校長)の第1回学園祭が14日から、「レッツ エンジョイ!笑顔が溢れる学園祭」をスローガンに始まった。15日まで。
午前9時半の開始に合わせて大勢の市民らが続々と詰めかけ、野菜や鶏卵、観葉植物など生徒たちの生産・加工物を買い求めたほか、フリーマーケットや部活動展示などの催しなどで統合後初の同祭を楽しんでいた。
この催しは、▽日常の教科学習、特別活動等の成果を総合的に発表する機会とする▽生徒の学校生活に刺激を与え、学習意欲の高揚を図るとともに、本校の生徒としての自覚と誇りを持たせる▽自主的な活動を通して団結と融和を図り、生徒相互の親睦を深め、より良い校風づくりの樹立を図る▽地域社会との交流を深める―ことなどを目的としている。
会場では、パンやハム、大根、ブーゲンビレアなどの販売をはじめ、黒糖づくり実演や中学生パソコン入力スピード競技大会、宇宙教育プロジェクトで栽培するミヤコグサ展示などを実施。フリーマーケットやお化け屋敷、出店なども好評を博した。 下地校長は「教室を飛び出し、大勢に来場頂いて生徒も生きいきしている。気張らず自主的に活動して楽しんでほしい。第1回ということで、反省を今後に活かし充実した行事にしていきたい」としながら、「農業系、水産系がまとまることで地域の方々にも楽しんでもらえるのではないか。地域の学校として、みなさんが支えてくれることが宮古の人材育成につながる。今後もご協力をお願いしたい」と語った。