昔は従業員による引き取りも…くら寿司「ちいかわ」騒動に見るグッズ処分の変化
5日、大手回転ずしチェーンの「くら寿司」は人気キャラクター「ちいかわ」とのコラボキャンペーンを翌6日より中止すると発表した。
くら寿司のホームページによると、中止となった理由は「従業員による不正行為が判明したため」であり、詳しい経緯は語られなかったが一部報道によると従業員による、ちいかわコラボグッズの横領行為が発覚したためだという。
現にネットオークションでは、多くのちいかわのくら寿司コラボグッズが高額取引されており、このうちの一部のグッズは従業員が横領したものであると見られている。
くら寿司「ちいかわ」景品めぐり従業員に転売疑惑 過去には実際に「バイトテロ」も
今回の中止騒動は、テレビなどでもちいかわとのコラボキャンペーンを知らせるCMを放送している最中での中止であるため世間に衝撃を与えている。
また、今回の騒動をきっかけとして「コラボグッズやノベルティグッズ(記念品)の在庫管理」も大きな注目を集めた。
事実90年代~00年代、まだネットオークションなどが世間に広まっていない時代には、コンビニや薬局、書店などではキャンペーンを終え、余ったグッズに関しては「従業員が引き取る」「無料で誰かにプレゼントする」「後日、バザーなどで売る」といった行為も珍しくなかった。
この背景には、キャンペーンが終わったグッズについては、発行側ではなく店側による処分が義務付けられており、多くの場合がゴミとなってしまうからだ。
だが、ネットの時代に突入すると「余った限定グッズは金になる」ということが世間でも広まり、これまで従業員が引き取っていた余分なグッズは従業員の手には渡さずに、こっそり処分するか、発行元に返品することが当たり前となった。
かつて、コンビニなどで売られている弁当は消費期限が切れて廃棄処分となると、従業員が引き取るというケースも少なくなかったが、近年は衛生管理の問題のほか、廃棄処分前提の不正な発注が横行するなどしたため行われなくなっている。
「余ったグッズは店や従業員のもの」という昔の常識はもはや通用しないようだ。






