共通4×100㍍リレーでバトンをつなぐ選手たち
=宮古島市陸上競技場
3年ぶり全宮古中学陸上 平良が総合優勝
第60回全宮古中学校陸上競技大会(主催・宮古中学校体育連盟)が23日、市陸上競技場で開かれた。12校の選手が33種目で熱戦を繰り広げた結果、平良中学校が185点を獲得し総合優勝を達成した。コロナ禍の影響で3年ぶりとなった今大会は、入場者を同居家族に制限するなどの感染対策を徹底した上で実施された。各種目上位2人の選手は、10月15日に開催予定の第63回沖縄県中学校陸上競技大会に推薦される。
宮古中学校体育連盟の前泊一郎会長は「これまでずっとつないできたものが途切れてしまっていた。3年生にとっては最初で最後の大会となる。運営などで戸惑う面もあると思うが、役員には円滑な運営を行ってほしい」と述べた。
協議に先立ち、2019年の大会で男女総合優勝した北、男子優勝の平良、女子を制した久松がそれぞれ優勝旗を返還した。
100㍍やハードル、リレーなどのトラック競技、走高跳やジャベリックスローといったフィールド競技など33種目を実施。うち7種目で優勝、31種目でポイントを得た平良が男女合計で185点を獲得し、総合優勝を果たした。平良は男子、女子でもそれぞれ1位に輝いた。
総合2位は北、3位は上野。男子の2位、3位は総合と同じだが、女子では16種目中6種目で優勝した西辺が2位に入賞。女子の3位は北。創立後初めての参加となった城東は、男子が53点、女子43点でいずれも6位。総合では7位。
個人では西辺1年女子の砂川うたが共通走幅跳と1年100㍍、久松3年男子の平戸凰雅が1500㍍と3000㍍でそれぞれ2冠。城東3年女子の砂川結菜と上野3年男子の砂川結貴は、それぞれ共通100㍍と同走幅跳を制したほか、同4×100㍍リレーの優勝に貢献した。