• HOME
  • 記事
  • 政治・行政
  • 台風9号被害、市が対策本部会議で集約 倒木や施設破損など多数 小中学校で給食停止も
台風9号の被害調査報告があった災害対策本部会議 =13日、市役所

台風9号被害、市が対策本部会議で集約 倒木や施設破損など多数 小中学校で給食停止も

 台風9号に伴う3回目となる宮古島市災害対策本部会議(本部長・嘉数登市長)が13日、市役所庁議室で行われた。総務部、建設部、教育部、農林水産部など各部局がまとめた被害調査(速報)では、長時間の強風により公園や道路などに倒木、フェンスの破損、体育館のガラス窓や野球場ネットの破損などの被害が報告された。この日も続いた一部地域の停電の影響により学校給食が提供できず、同日午前中のみの授業となった小中学校もあった。
 本部会議には嘉数市長、砂川朗副市長、宮城克典教育長と各部局長らが出席した。まず総務部は平良、城辺、下地など7施設に設置した避難所へ118人の住民が避難した実績を報告。停電に関しては午後1時半時点で2170戸の停電となっていることを明かした。沖縄電力によると最大停電は1万7730戸(11日午後2時)に上り、13日中の全面復旧を目指しているとの説明を受けたいう。
 このほか、罹災証明発行の問い合わせが4件あったとして、今後は担当の総務課へ案内するよう呼び掛けた。
 各部局の施設被害では、観光商工スポーツ部は伊良部屋外運動場の倒木2本、JTAドーム宮古島の雨漏り複数箇所、下地球場の内野ネット破損、下地公園の分電盤扉破損、屋外テニスコートフェンス破損、上野体育館のガラス窓破損などを報告した。
 農林水産部によると、イムギャーマリンガーデンの橋の手すり、遊歩道の防護柵の破損のほか、牛舎、養鶏舎、豚舎といった計11カ所の畜舎で屋根が損壊する被害が出たことを報告。農作物の被害については現在調査中で、まとまり次第報告する方針を示した。
 生涯学習部は総合博物館の展示室ガラス破損、上野公民館屋根のコルクボード落下、屋根の雨漏り、市立図書館の壁の剥離などを挙げた。
 建設部は公園や道路などの倒木が多く、カーブミラーの破損、来間大橋入り口の土砂流出などを報告。道路の復旧に向けては「生活道路から優先して進めたい」との方針を示し、倒木には「職員で対応しているが、あまりも多いので県建設業協会にも対応をお願いできないか」と協力を求めた場面もあった。
 各部局からの報告を受け、指示事項で嘉数市長は「(今後も)被害状況の把握に務め、特に人的被害など重大な被害を確知したときは直ちに報告し、関係機関などと連携して復旧を迅速に進める。今年は例年になく台風の発生が多くなるとの予測もある。引き続き迅速な対応をお願いしたい」と述べた。

関連記事一覧