個人情報が流出する恐れ 電話での「おすそ分けのご連絡」に注意
昔はご近所さんからおすそ分けをもらったりすることがあったが、最近は事件に巻き込まれる可能性があるようだ。
東京・墨田区危機管理は4日、公式X(旧Twitter)で「警察署からのお知らせ」として注意を呼びかけた。「親族や近所の者を騙(かた)り、『いちごをいっぱいもらったから分けてあげる。』等の不審な電話が架かってきていると、複数確認されています」
例としてこんな話がある。昨年6月、50代男性が自分の母親(80代)に兄を名乗る男性から「いただき物の果物が余っているから後日、家に持っていきたい」との電話があったことを聞いた。怪しいと思った男性は兄に確認すると、電話はしていなかったという。
「このような電話は家族構成や在宅状況など、個人情報を聞き出し、闇名簿の情報を集めている可能性がある。加えて、自宅に直接押しかける危険性もあるので、不審な電話には出ない、身に覚えのない訪問には対応しないなどの対策が必要です」(防犯アドバイザー)
また、電話ではなく、SNSへの投稿でも似たような事案がある。
「どうか助けてください。祖父が何ヶ月もかけて大切に育てたイチゴが、まだたくさん残っています。思うように売れずに困っています。500g500円 購入が難しい方も、いいねやシェアで応援していただけると嬉しいです」
イチゴを購入してほしいとの投稿だったが、アカウントの所在をみると海外だったという。この場合も返信すると個人情報が抜き取られる危険性があるようだ。
「食料品店が予約を受け、大量の商品をつくったがドタキャンされた。困った店主がSNSに投稿すると、それを見たネットユーザーが買いに行き完売したという美談がときどきあります。そんな場合は店名、住所など、どんなお店なのかきちんと書いてありますが、怪しい呼びかけの場合、発信元の具体的な情報が書いてないことが多い」(同)
おいしい話には裏がある。気をつけたい。


