再審制度の見直しに関する刑事訴訟法改正案、今国会で成立の公算 袴田ひで子さん「しつこく訴えていきたい」
再審制度の見直しに関する刑事訴訟法改正案は、12日の衆議院法務委員会で可決された。自民党、日本維新の会の与党に加え、参政党も賛成に回った。改正案は16日、衆議院の本会議で可決され、参議院に送られる予定だ。
刑事訴訟法の改正案は、再審開始の決定に対する検察官の抗告を「原則禁止」する規定などを盛り込んでいる。
再審制度の見直しの背景には「袴田事件」がある。袴田巖さんは殺人事件で逮捕され、2024年に再審無罪となるまで58年拘束された。検察の抗告も長期化の要因だと指摘されてきた。
長年にわたり巖さんの冤罪(えんざい)を訴えてきた姉の袴田ひで子さんは、可決されたことを受けて「改正といっても私たちが思う100%(の法律)は難しいと思う。だけど最初からすれば50%くらいは進んでいる。これでおしまいって言うことではなくて、これが第一歩。再審について関心を持っていただいて本当にありがたい。しつこく訴えていきたい」と話した。
参政党が賛成の立場を取ったことにより、少数与党の参議院でも賛成多数となる見通しで、7月17日に会期末を迎える今国会中に成立する公算が大きくなった。


