創業計画書作成の支援へ 「フィントリー」導入発表 伊良部商工会
宮古島市伊良部商工会は2月から、創業計画書の作成を支援するウェブツール「Fintorv(フィントリー)」を導入した。同ツールを提供するユアトリー(沖縄市)の上原宇行代表が13日、同商工会で会見し、サービスの概要を説明した。観光産業の活況を背景に、伊良部地区でも飲食店や宿泊業などの創業相談が増加する中、最新ツールの活用により事務負担の軽減と創業者の資金調達支援の強化を図る。
同商工会は宮古島市と共に、2017年から29年までの期間、経済産業大臣および総務大臣の認定を受けた「認定創業支援事業計画」に基づき、創業者支援のワンストップ窓口を設置するなど伊良部地区の創業支援に取り組んでいる。
好調な観光産業を背景に飲食店や宿泊施設などさまざまな業種の創業相談が増えており近年、融資を伴う創業相談が急増しているが、金融機関ごとに様式が異なる複雑な計画書の作成は、事業者や経営指導員にとって大きな負担となっていた。
今回導入された「フィントリー」は、無料で利用可能なクラウドサービス。パソコンからウェブフォームに沿って入力するだけで、沖縄県信用保証協会や沖縄振興開発金融公庫の様式に対応した計画書が自動で作成される。入力時にはAIが事業内容やセールスポイントの改善点を指摘するほか、難解な金融・会計用語には解説が表示される仕組みとなっている。
同商工会経営指導員の伊波幸則さんは「いろんなツールを活用し創業したい人を支援したいと考えていたところ、上原さんのサービスを聞いた。小規模の商工会だがしっかりと創業する方のチャンスを支援していきたい」と話した。
上原代表は「今までのエクセルでは(難しくて)手が止まり作れなかったという人がいるがフィントリーだと2時間ほどで作れる。開発から1年、安定したサービスを提供している。沖縄公庫や民間金融機関から資金調達の成功事例も出てきており、宮古島や伊良部島の経済圏にも広げていきたい」と話した。


