西銘恒三郎氏の沖縄4区制し8選へ 衆院選審判示す 「物価高対策や所得向上に全力」
第51回衆議院議員総選挙は8日、即日に投開票が行われ、沖縄4区で自民党公認で前職の西銘恒三郎氏が8期目の当選を果たした。今回の選挙は解散から投開票まで期間が極めて短い超短期決戦となり、公明党との選挙協力の枠組みが崩れる中での戦いとなった。県議団や市町村議員団など地域に根差した議員の支援を受け、7期にわたる実績と8期目を目指す姿勢が支持を集めた。西銘氏は物価高対策や所得向上に全力で取り組む考えを示した。
午後8時、開票速報が流れると全国でも一番乗りで沖縄4区の西銘氏の当選が確実が流れた。岸田内閣では沖縄担当相・復興相など、安部内閣では経済産業副大臣など国の主要ポストを務めた実績が評価された形となり、高市早苗首相の高い支持率も追い風に。公明支持層が離れた影響を最小限に抑えた。
当選確実の吉報に西銘氏は、県議団や市町村議員団など住民に最も近い立場の議員が結束した選挙戦を振り返り、「仲間が結束してくれたことに、改めてうれしい気持ちを感じている」と述べた。
その上で「8期目に入るが、初心を忘れず、県民の声をしっかり国政に届けていかなければならない」との決意と物価高対策と県民所得の向上を挙げた上で「高市内閣が掲げる責任ある積極財政のもと、物価高を上回る成長を地域で実現する体制をつくる必要がある」と今後の課題に挙げた。
さらに、次年度に予定される総額122兆3000億円の過去最大規模の当初予算については「昨年度補正予算から新年度予算へと、できるだけ早く成立につなげることが重要だ」と述べ、予算執行と投資による社会づくりに取り組む考えを示した。
自民党沖縄県連会長で沖縄県議の島袋大氏は、今回の選挙戦について「超短期決戦の中で、スクラムを組んで戦い、選挙戦の組み立てはできた」と振り返った。
公明党との協力関係が見直される中での選挙となった点について、島袋氏は「26年間の長い連携があり、これまでも丁寧に意見交換を続けてきた」と説明。「選挙は選挙として臨んだが、選挙後には県議会や各市町村の枠組みを含めた議論が出てくる」と述べ、今後も協議を重ねる考えを示した。
また、他党の動向を十分に分析する時間がなかったとしつつ、「西銘氏が7期にわたり積み上げてきた実績と、8期目に向かう闘争心や勢いが、今回の選挙戦の基調になった」と強調。全国的な情勢については「高市政権のもとで、これから何かやってくれるのではないかという国民の期待感がある」と指摘した。
西銘恒三郎(にしめ・こうさぶろう) 1954年8月生まれ、現在71歳。父は沖縄県知事、衆院議員、那覇市長を務めた順治氏。兄は参院議員を務めた順志郎氏。上智大学経済学部経営学科卒。自由民主党幹事長代理。


