島の歴史と自然に親しむ「うみそらもりと遊ぶ教室」が始動 遺跡散策や食文化を体験 次代を担う豊かな感性育む
子どもたちが島の自然や歴史を自由に学び、体験する場を提供しようと、非営利のボランティア団体による「うみそらもりと遊ぶ教室」がこのほどスタートした。宮古ライオンズクラブ(大熊範彦会長)傘下組織のソフィアライオンズクラブの支援を受け設立されたもの。初回活動では子ども12人が参加し、城辺地区の遺跡散策や島ならではの食文化体験を通して郷土の成り立ちに理解を深めた。
同教室は、昨年末に開催された映画「夢見る小学校」の上映会を機に、地域から上がった要望を受けて発足。座学、野外活動を中心に宮古島の文化や歴史に直接触れることで、子どもたちの豊かな感性を養うことを目的としているという。
この日の活動では、城辺友利でダイビング体験も提供するDIVE宮古島の砂川博一さんによる案内でインギャーにある「ういぴゃーやま遺跡」を散策。子どもたちは遺跡に刻まれた歴史や、津波の記憶から生まれた神話・伝承に耳を傾けた。散策後はカレー作りを体験したほか、サメ料理も振る舞われた。

参加した児童の一人は「昔、津波で大変なことがあったけれど、子どもを守ろうとした人たちがいたことを知った。大切な場所だと思った」と実感を込めて感想を話した。
大熊会長は「島の歴史や神話を体感することで、先人が大切にしてきた価値を知ってほしい。郷土の背景を理解することが豊かさに気づくきっかけとなり、未来を担う人材育成につながれば」と期待を込めた。
また、大熊会長によると同教室では今後、アーティストであり子どもの感性や想像力を呼び覚ます表現活動を展開している相良幸恵さんの協力のもと、体験から着想を得た童話創作ワークショップも継続。将来的には創作童話の舞台化や「なりやまあやぐ」舞台への出演も視野に入れているという。
今月28日には「月桃」の魅力を伝える活動を展開する新城哲子さんを講師に招き、パイナガマ周辺での自然観察と野草料理作りを行う予定。参加募集は随時SNSで行われるとのこと。


