4月の開業を予定している新本店ビル =5日、那覇市

琉銀新本店、完成の全貌示す 免震・環境配慮を内覧公開

 【那覇支局】琉球銀行は5日、那覇市に建設した新本店ビルの内覧会を開いた。2025年10月31日に竣工した同物件は、免震構造や省エネルギー設備、健康配慮型の執務空間などを備える。内覧会では、パネル展示と職員による説明を通じて、建物の構造や防災対策、環境への取り組みを紹介。関係者に完成の報告と謝意を示すとともに、安全性、快適性、事業継続性を重視した建築思想への理解を深めてもらうことが目的。新本店ビルは4月の開業を予定している。
 内覧会では、5階集中応接室エリアや行員階段、基準階執務室などを巡りながら、各フロアの設計思想や設備について説明が行われた。5階集中応接室エリアはフロアコンセプトを「Colorful」とし、多様な来客に対応できる空間構成とした。


 さらに行員階段は、フロア間の移動を促し、職員同士の交流を生む動線として計画されている。
 建築構造面では、PC梁を用いたロングスパン構造を採用し、執務空間の自由度を高めた。天井はスケルトン仕様とし、開放感とメンテナンス性を両立。空調は床吹出方式を採り入れ、省エネルギー性とともに、停電時の安全確保にも配慮した。
 外観には沖縄の雨端をイメージしたPCEルーパーを設け、日射調整と意匠性を兼ね備える。


 防災対策では、中間免震構造を導入し、大規模地震時の揺れを低減する。非常用発電機は2台設置し、72時間の電力供給が可能。電線地中化や防潮板の設置により、台風や高潮への備えも強化した。
 環境および健康面では、建物利用者の快適性向上を目的に、WELLv2認証の予備認証を取得している。
 同行は「安全で持続可能な拠点として、地域とともに歩む本店を目指す」としており、4月の開業に向け準備を進めている。

琉球銀行新本店ビルの内覧会ではパネル展示を前に、職員が建物の構造や空調、防災対策について説明した

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