花に託す10年の感謝 サークル結、最後の贈呈
ボランティアサークル結(福島典子代表)は29日、伊良部こども園(砂川美和子園長)を訪れ、色鮮やかな花が植えられたプランター30鉢を贈呈した。同サークルは今年3月で活動開始から10周年を迎え、同時に長年の活動に幕を下ろす予定となっており、今回が最後となる花の寄贈となった。贈呈式には、同園のゾウ組(5歳児)14人が参加した。
同団体はこれまで地域を愛し、公共施設や教育現場へ彩りを届けてきた。園児らの笑顔に包まれた贈呈式は活動の集大成となり、サルビア、インパチェンス、ベゴニアおよびナデシコが贈られた。
福島代表らが一鉢ずつ丁寧に植え付けた30鉢のプランターが園内に運び込まれると、赤やピンクの鮮やかな色彩に、子どもたちからは大きな歓声が上がった。
福島代表は「きょうからはみんなで水やりや、お花のお世話をしてほしい。そして、卒園式にはきれいなお花をたくさん咲かせて、お花に囲まれて素敵な1日になりますように」と、園児の成長を願う言葉とともに、10年間の活動に込めた想いを託した。
贈り物を受け取った園児らは「ありがとうございました」と声をそろえて元気よく感謝を伝えた。
保育士の下地夏子さんは「子どもたちが園でも育てている馴染みのある花ばかりで、とてもうれしい。ボランティアとして10年もの長い間、園児のために綺麗な花を届けていただき感謝の気持ちでいっぱいだ。これからは頂いたお花を、結さんのこれまでの活動を語り継ぎながら、園児と共に大切に育てていきたい」と、活動終了を惜しみつつ深い謝意を述べた。
ボランティアサークル結は、2016年の発足以来、島内の美化活動を牽引してきた。代表の福島さんを中心に、数多くの施設へ季節の花々を届けることで、市民の心に安らぎを与えてきた。3月の解散を前に同団体の志は次代を担う子どもたちへとしっかりと手渡された。


