市内広域で大規模停電変電所不具合、1万2千戸に影響
28日昼過ぎ、宮古島市内の広域において最大1万2100戸が停電する大規模なトラブルが発生した。沖縄電力によると、宮古島第二発電所から送電を中継する変電設備内で不具合が生じたことが原因。この影響で、市内の信号機が消灯し警察官が手信号で対応したほか、県立宮古病院で手術が一時中断するなど市民生活に大きな混乱を招いた。停電は約1時間半後にすべて復旧したが、同社は設備の不具合について詳しい原因調査を進めている。
沖縄電力の発表および詳細データによると停電は午後2時33分ごろ、平良地区や伊良部地区を中心に発生した。主な地域別の停電戸数は、平良下里で4170戸、同久貝で2190戸、伊良部前里添で580戸、平良松原で580戸などにおよび、午後3時半過ぎから同時52分にかけて全域で復旧。なお、多良間村での停電は確認されていない。
今回の停電は、宮古島第二発電所から変電所を経由して電力供給を行っていた際、変電所内で不具合が発生したため、供給が停止した。同社は他の変電設備から電力を供給する応急処置を行い、順次復旧作業を進めた結果、発生から約1時間半後に全面復旧に至った。
市内各所では信号機が停止したため、警察官が主要な交差点に立って車両誘導を実施した。公共施設も対応に追われ、県立宮古病院では自家発電に切り替えたものの、安全確保のため全ての手術を一時中断した。また宮古空港でも一時停電したが、備え付けの発電機により約20分で復旧し、航空便の運航への大きな影響は免れた。
市民からは「信号が止まっていて車同士の譲り合いで怖かった」との声が聞かれた。
沖縄電力は「多大なるご不便とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げる」と陳謝している。


