奥野社長(前列中央右)らトーホーは市を通じて子ども食堂への食品寄贈を行った =21日、市役所

宮古の子どもを食で支える トーホー届ける善意と安心 食材・設備 支援の輪

 トーホーは21日、市役所で宮古島市を通じ、こども食堂など市内13団体へレトルト食品や米などを寄贈した。奥野邦治代表取締役社長も来島し、寄贈後は、市内の子どもの貧困問題や子ども食堂の現状、今後の支援の在り方などについて意見交換が行われた。
 同社は、グループ会社のトーホー沖縄(新城功代表取締役社長)が昨年、宮古島で初となる営業所と業務用食材専門店「Aプライス」を開設したことを受け、地域への感謝と社会福祉の向上に貢献したいとの思いから寄贈を実施に至った。
 寄贈には子ども向けレトルトカレー約1000食分と米195キロのほか、台所設備のない事業所向けに飲料や菓子類なども含まれている。
 新城功社長は「大量にはできないが、地道にこうした活動を続けたい。沖縄進出50周年の節目でもあり、地域に根ざし、地域雇用の創出にも取り組んでいく」と述べた。
 市の幸地幹夫こども家庭局長は「子どもたちの健康な成長を支える貴重な食材に感謝している。子どもの居場所事業を支える大きな力になる」と謝意を表した。
 子どもの居場所「でいご教室」の石嶺勇人さんは「いただいた品は子どもたちの毎日の暮らしを支え、優しさに触れた経験が自己肯定感の高まりにつながる」と感謝した。
 寄贈後の意見交換で市は、「市が委託する事業所を利用する子どもは約320人に上り、民間事業者を含めるとさらに多い」と貧困問題の具体的な現状について共有された。

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