学芸員の湯屋敏捷さんが植物などについて解説し自然の「ありのまま」を体験した =18日、大野山林

自然の「ありのまま」を写す 大野山林で観察眼磨く 市総合博物館「こども講座」

 市総合博物館主催の令和7(2025)年度「第4回こども博物館講座」が18日、同博物館と大野山林で行われた。小学生ら約20人が参加し、自然観察やスケッチを通して宮古島の豊かな生態系に触れ、生物や環境への関心を深めた。
 講座の冒頭、同博物館の研修室で学芸員の湯屋敏捷さんが観察の心得を伝授。「イメージではなく、見たままを描くことが大切」と説き、カタツムリを例に「右巻きか、表面の凹凸はどうか」など、細部を注視する重要性を教えた。参加者らはスケッチのコツを学んだ後、徒歩で隣接する大野山林へと繰り出した。
 山林では、冬の森を散策しながら気になる植物や風景を観察。道一本を隔てた左右で植生が異なる様子などを実地で学び、決められた場所で思い思いに鉛筆を走らせた。
 参加した児童からは「冬なので虫が少なかったけれど、植物を描くのは難しくて面白かった」といった声が聞かれた。
 観察後、研修室に戻った一行は、互いに気づいた点を共有。湯屋さんは「自然を観察する際は、よく観ることが基本。ありのままを記録する習慣をつけてほしい」と呼びかけた。
 今年度の全5回の講座のうち、今回で4回目を数える。最終回となる次回は2月、島内の史跡巡りを予定しているとのこと。

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