市内の保育関係者が一堂に会し、研究的な視点から日頃の実践を振り返った =市未来創造センター・多目的ホール

現場から学び質高め合う 市内保育士が実践共有 園内保育研究発表会

 市法人保育連盟主催の園内保育研究発表会が17日、市未来創造センターで開かれた。市内の保育関係者が一堂に会し、日頃の実践を研究的な視点から振り返ることで、保育の質の向上と専門性の深化を図った。会場では二つの園による事例発表のほか、専門家による講演も行われ、参加者は子どもの豊かな育みを支えるための関わり方について学びを深めた。
 この発表会は日頃の保育実践を研究的視点から振り返り、保育の質向上と専門性の深化を図ることを目的に毎年開催している。
 開会あいさつで池原美志子会長は「子どもの姿の捉え方や保育者の関わり、環境構成を研究として整理することは、現状を共有し改善策を考える上で重要。実践研究を通して、子どもも保育者も学び合う保育を広げていきたい」と強調。来賓の幸地幹夫局市こども家庭局長は「遊びや生活を通した主体的な活動は、発達や人間関係形成の基礎となる。専門的知識と技術を生かし、家庭や地域と連携した取り組みに期待している」と祝辞を述べた。
 研究発表では、竹の子保育園が「子どもが中心の園行事へ~やりたい!の気持ちを大切に~」をテーマに発表。子どもの声を出発点に行事づくりを進め、話し合いや役割分担、試行錯誤を重ねる中で、主体性や協同性、達成感が育まれていく過程を具体的に示し、あけぼの保育園は「守りたい!子どもの生活リズム」をテーマに、睡眠カードの活用や資料掲示、絵本の読み聞かせ、保護者向け講演会などを通して、睡眠の大切さを園と家庭で共有する取り組みを紹介。発表では、生活リズムを意識する保護者の増加や、子ども自身が身支度や就寝準備を意識する姿が見られるようになったと報告された。
 このほか、沖縄キリスト教短期大学の大城りえ教授が「子どもの心を大切にする保育者の言葉かけ」をテーマに講演。日々の何気ない言葉がけが子どもの安心感や意欲につながることが示され、参加者は日常の保育を見直す機会とした。

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