商品PR、販路拡大へ 交流商談で地産地消推進
宮古島商工会議所(根路銘康文会頭)主催の「第4回ぷからす交流商談会」が16日、平良久貝のホテルで行われた。宮古圏内の生産者ら出展事業者(売り手)32社とホテル、飲食店、卸・小売、空港関係事業者などバイヤー(買い手)50社が参加し、商品のPRや個別商談で地元特産品を生かした商品の販路拡大、地域内でのビジネス連携を深めた。根路銘会頭は、多くの参加を歓迎し「宮古島産の商品が島内で循環し、島外に販路拡大していくことを期待している」と述べた。
同商談会は宮古島市、中小企業基盤整備機構沖縄事務所、伊良部商工会、宮古島観光協会などと連携し、宮古圏域内の農業、畜産、水産業、加工製造業者など生産者とホテル、飲食店、空港関係事業者などバイヤーを繋ぐビジネスマッチングによる地産地消の推進を目的に開催された。
午前中の1部は出展事業者同士の展示視察交流が行われた。午後からの開会式で根路銘会頭が「今年で4回目になるが食材、加工品、工芸品などは年々ブラッシュアップしている。宮古島の商品はたくさんの伸びしろがある中で食材、加工品などを宮古、沖縄、日本全国、海外まで広めていこう」とあいさつした。
来賓の嘉数登市長は「宮古島には島特有の風土が育んだ豊かな食材、受け継がれてきた伝統の技がある。そこから生み出された商品が商談会通じて島内外の方々を魅了することを期待している。生産者には丹精込めて作り上げた商品の魅力と熱い思いを伝えてほしい。バイヤーの皆さんには商品が持つストーリーを感じていただき、共に島の物産品を発信するパートナーとしての力添えをいただきたい」と述べた。
中小企業基盤整備機構沖縄事務所の伊原誠所長は「交流商談会は貴重な場であり、今後も協賛者として宮古島で培われてきた伝統、情熱の詰まった商品をもっと広めていきたい」と述べた。
2部のフリー商談会は生産者とバイヤーらがそれぞれの商談を通して交流を深めた。3部の個別商談会では商品開発、具体的な内容などを説明しながら商品をアピール。関心を示したバイヤーらは質問するなど活発な商談が見られた。
午後6時からは懇親会もあり、出展事業者とバイヤーが交流を深めるなかで今後の取り引きへ期待した。
◆宮古島産で活発商談 バイヤーに商品アピール
宮古島商工会議所が主催した「ぷからす交流商談会」では、宮古圏域内の生産者ら出展事業者(売り手)とバイヤー(買い手)が宮古島産商品を囲み活発に商談を行う姿が見られた。
売り手として参加した宮古島カルディアは「宮古島産の生きくらげ」の商品をPR。就労継続支援B型事業者として地元の素材を通して社会とのつながり、働ける環境づくりを目指して取り組んでいる。
生きくらげは健康志向の飲食事業者等向けに年間1㌧の生産体制で取り組む。山口真喜子施設長は「商工会議所から声がかかり初めて参加した。生きくらげは基本的には冬は取れないが温暖な宮古島では冬も収穫ができるようになった。肉厚でぷりぷりしており、ホテルなどで調理して多くの人に食べてほしい」と話した。
上野新里でミニトマトをメインにナス、ピーマン、ゴーヤーなどを栽培している菜彩農園「遊戯三昧」(伊志嶺薫代表)は昨年に続いて2回目の参加。伊志嶺代表は「昨年は大口の取り引きができた。(商談会は)宮古島で栽培している野菜や加工品、工芸品などを見ることや交流することができる。自分の作物も島内の業者にアピールできるいい機会。今回は明確に何をやればいいのかを理解して出展しており、いい(取り引きの)つながりができれば」と期待した。
買い手の宮古空港ターミナル総務部業務課の砂川彩良沙さんは「3回目の参加。これまで取り引きしたお菓子は販売している。(商談会には)宮古島産の商品を空港ターミナルで販売したいと参加した。(今回は)気になった商品は多良間産黒糖を使ったコーヒーリキッド。コーヒーは観光客にも人気なので販売したい」と話した。
ドン・キホーテ宮古島店の棚原直哉さんは「毎回参加しており、新しい商品でいい物は取り引きし店に出すようにしている。全国展開もしており、宮古島で販売後は全国でも売っていくような流れで行っている」と話した。


