下地氏らに当選証書 選管委員補充員 公平公正な選挙へ
宮古島市議会(平良和彦議長)は22日、下地勇徳氏ら4人の選挙管理委員会委員、補充員4人に当選証書を付与した。委員らは17日の市議会最終本会議で全会一致により当選し、この日の付与式となった。平良議長は「選挙は民主政治の根幹であり、選挙管理委員や補充員の職務は大きい。正しい選挙の執行に向けて事務局と連携して職務を遂行し有権者の負託に応えていただきたい」と述べた。終了後の選挙管理委員会では下地氏が委員長に選任され、職務代理者には西里正也氏が指名された。
当選したのは選挙管理委員会委員に下地勇徳氏、西里正也氏、狩俣明氏、伊良皆俊秀氏の4人、補充員に亀川隆氏、亀浜正博氏、砂川優太氏、荷川取勝広氏の4人の計8人。市役所議会棟で行われた付与式では平良議長が一人ひとりに当選証書を手渡した。
平良議長は「現段階では直近の選挙は来年9月に執行予定の県知事選挙だが、国政選挙は突然決定することがあるので日頃より緊張感を持ち情報収集にも努めていただきたい。投票率は年々低下しており、中でも若年層の選挙離れが進んでいる。選挙は民主政治の原点であることから委員の皆さんには投票率アップにつながる活動にも力を入れていただきたい」と述べた。
当選者代表であいさつした下地氏は「当選させていただき光栄だが責任の重さも痛感している。選挙は民主主義の根幹を成すものであり、民主政治の健全な発展のために明るい選挙の執行は非常に重要。このことを深く認識し常に公平公正な選挙の実現のために全身全霊を傾けていきたい」と意欲を見せた。
嘉数登市長は「選挙で有権者が託す一票を確実に行政につなげるという職務は公共性の高い崇高なものである。委員それぞれの誠実な職務が有権者の市民の安心感を生み、政治に対する信頼へとつながるものであり、本市の明るい選挙が展開されるものと確信している」などと述べ、委員らを激励した。
選挙管理委員会の委員長選任は指名推選で行われ、委員から下地氏の名前が挙がり選任となった。職務代理者は下地委員長が西里氏を指名した。このほか事務局による主な業務についての説明もあった。


