「挑戦する心」と「つながる絆」を合言葉に乾杯 =9日、ホテル・アートアベニュー2階・SUPER STAR

挑戦の心つなぎ、次世代へ 宮古島トライク 創立40周年で祝賀会

 宮古島トライアスロンクラブ(村吉重信会長)は9日、市内西里のホテルで創立40周年祝賀会を開いた。会員やOB、関係者らが多数出席し、島のスポーツ文化として根付いたトライアスロンの歴史と仲間たちとの絆を振り返りながら、節目を盛大に祝った。村吉会長は「先輩方の情熱と地域の支えがあっての40年。これからもトライアスロンを通じて宮古島の魅力を発信し、若いアスリートが夢を抱ける環境づくりに努めたい」と語った。
 同クラブは1985年4月に開催された第1回宮古島大会から3カ月後の7月12日、有志によって設立。以後、「挑戦する心」と「つながる絆」を合言葉に、島内外での練習会や大会支援を継続。ジュニア育成にも力を入れ、若手アスリートの発掘と育成に取り組んできた。
 祝賀会では、嘉数登市長の来賓あいさつを市観光商工スポーツ部の川平敏光部長が代読。「40年間にわたって地域スポーツを支え、トライアスロンの発展に寄与された功績に敬意を表します。クラブの活動は宮古島の誇りであり、今後のさらなる飛躍を期待します」と祝辞を述べた。
 歴代会長として第3代・砂川政文さん、第4代・福嶺雅春さんが紹介され、砂川さんがクラブ創設期の思い出を語り、福嶺さんが乾杯の発声を担当。「40年前のあの日、誰もが未経験の競技に情熱を注いだ。その心は今も受け継がれている」と語ると、会場から大きな拍手が起こった。
 出席者の中には自衛隊員で構成するチーム「宮古島キャッツアイ」のメンバーも参加。この日行われた17ENDハーフマラソンにも出場した代表の小吹竜二さんは「この勢いで、来年の宮古島大会では上位入賞を目指す」と意気込みを語った。
 来年4月19日の記念大会はフルマラソンコースが4年ぶりに復活。参加者はスイム3㌔、バイク123㌔にラン42・195㌔の制限時間13時間内完走に挑む。同クラブは40年の歩みを胸に、「挑戦する島の誇り」を次の50年へとつなぐ。

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