
「旅の始まりはこの空港から」 下地島就航5周年で SKY本橋社長が感謝と次の挑戦
スカイマーク(SKY)の本橋学代表取締役社長執行役員らは9日、市役所に嘉数登市長を訪ね、今月25日に下地島空港就航5周年を迎えることから、これまでの感謝と今後の展望を語った。本橋社長は感謝を述べた上で、「下地島空港は、空港に降り立った瞬間から旅が始まるとお客さまから好評をいただいている。地域に根ざした航空会社として、単なる交通手段ではなく、島の魅力を伝える存在でありたい」と語った。
表敬には北見崇マーケティング本部長、作元孝輔アカウントセールス九州・沖縄営業所所長、新田一弘下地島空港支店長が同行し、市観光商工課の砂川晃徳課長が同席した。
下地島空港のSKY便は、羽田・神戸・那覇の3路線が2020年10月25日に初就航。23年7月1日には福岡線が就航し、25年夏期ダイヤでも引き続き運航。同空港の活性化に大きく貢献し、多くの旅行客に利用されている。
本橋社長は「多大なるご支援をいただきながら、就航以来順調に発展してくることができた」と感謝を述べた。
その上で、スポーツや文化団体の遠征支援を目的に今年3月から始めた「スカイマークみらいサポートプログラム」についても触れ「好評をいただいており、今後はより多くの団体に広げていきたい」と説明。福岡線の運航強化やビーチクリーン活動などを通じ、「エコツーリズムにも寄与できるよう取り組んでいきたい」と話した。
嘉数市長は「コロナ禍で大変な時期を乗り越えて、今や絶好調じゃないか。スカイマークに乗ること自体が観光になっている」とたたえ、「離島の課題である渡航費の負担を軽減してくれる支援は本当にありがたい。市民の生活と観光が調和してこそ発展がある。環境に配慮した観光の形をさらに広げていきたい」と述べた。
本橋社長は「観光だけでなく、地域貢献しながら旅をするのも新しいスタイル。今後も皆さまに温かく迎えていただけるよう努力したい」と意欲を示し、「次の5年も成長を続け、単なる航空会社ではなく、それ以上の役割を果たしていきたい」と力を込めた。